Microsoftは現地時間2026年9月24日、セキュリティ製品群のアップデートを発表しました。AIエージェントの利用拡大に伴い、未承認のAIツールへ機密データが流出するのをネットワーク層で阻止する機能などが提供されます。企業におけるデータ保護とアクセス制御の強化を目的としています。
ネットワーク層でAI流出を阻止
Microsoft PurviewとMicrosoft Entra Global Secure Accessの連携により、通信中の機密データ保護機能が一般提供されました。この機能は人間の操作だけでなく、ユーザーの代理で動作するAIエージェントの通信も対象です。機密ファイルやテキストをリアルタイムで検出し、データが外部へ出る前に未承認ツールへの転送を阻止します。
管理機能と調査支援の拡充
Microsoft DefenderとMicrosoft Security Copilotを併用する組織向けに、電子メールのデトネーション要約機能が提供されます。URLやファイルを安全な環境で実行した結果をAIが説明し、SOC担当者の調査を迅速化します。また、Purviewの自動ラベル付け機能では対応可能な項目数やサイト数が拡大され、大規模環境での管理負担軽減も図られています。
コンテナ検索やアーカイブ機能の強化
Purview eDiscoveryでは、SharePoint Embedded上のコンテンツ検索や保全が可能となりました。また、Purview Data Lifecycle Managementでは、使用されていないSharePointコンテンツのみを選択してアーカイブできるようになっています。アーカイブされたコンテンツはMicrosoft 365 Copilotのインデックス対象から外れるため、データの整理とセキュリティの両立が可能です。
■ まとめ
Microsoftはセキュリティ製品群を更新し、AIエージェントによる機密情報の流出をネットワーク層から防ぐ機能を導入しました。あわせて管理や調査を効率化するツールも拡充されています。