30秒でわかる要点
- ロシアの治安機関が北海道新聞の記者を拘束したと発表
- FSBは13日に発表し、スパイ容疑だと主張しています
- 大使館の担当者が拘置所を訪れましたが面会は実現せず
- 政府は引き続き領事面会の実施を求める方針です
何が起きたか
ロイターによると、ロシア連邦保安局(FSB)は13日、北海道新聞の日本人記者をスパイ容疑で拘束したと発表しました。拘束場所は極東サハリン州で、ロシア出国を予定していた日の前日だったということです。具体的な拘束日は公表されていません。
ロイターによると、FSBは、記者が防衛能力に関する情報を収集・保管し、国家の情報活動の目的で引き渡そうとしていたと主張しています。ロシア国営テレビは、男性に手錠をかける映像を放映しました。モスクワの裁判所は、約2カ月間の勾留を命じたということです。
共同通信によると、高市早苗首相は15日、日本政府としてスパイ活動をしているかとの問いに「そのような事実はない」と述べました。首相は、ロシア側が主張する容疑の詳細はまだ不明だと説明しました。
北海道新聞社は16日付の朝刊に、山本武史編集局長名の談話を掲載しました。共同通信によると、談話は、記者が日本の情報機関の指示で活動していたとするロシア当局の見解に反論し、「北海道新聞は政府から独立した報道機関だ」としています。
共同通信によると、木原稔官房長官は16日の記者会見で、現地時間15日にロシア側から領事通報があったと明らかにしました。そのうえで、依然として男性と接触できていないと述べました。
NHKによると、在モスクワ日本大使館の担当者が、領事面会を行うため拘置所を訪問しましたが、面会は実現しませんでした。大使館は調整を急ぐ方針だということです。
NHKによると、拘束の発表から20日で1週間となりました。政府は、ロシア側に領事面会の実施を引き続き求めていく方針です。面会の際には、記者の健康状態や拘束に関する認識などを確認する考えだということです。
NHKによると、アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、この拘束を巡ってロシアを厳しく批判しました。
時系列
| 時刻 | 出来事 | 情報元(媒体名) |
|---|---|---|
| 10月13日 | FSBが、北海道新聞の記者をスパイ容疑で拘束したと発表した | ロイター |
| 10月15日 | ロシア側から日本側に領事通報があった(現地時間) | 共同通信 |
| 10月16日 | 北海道新聞社が朝刊に早期解放に向けた談話を掲載した | 共同通信 |
| 10月20日 | 拘束の発表から1週間となった | NHK |
用語・関係者
- 領事面会
- NHKによると、政府は面会の際に、記者の健康状態や拘束に関する認識などを確認する考えです。
- 領事通報
- 共同通信によると、領事関係に関するウィーン条約には、外国人を逮捕などで拘束した場合、その事実を領事機関に通報する規定があります。
わかっていないこと・注意点
ロイターによると、具体的な拘束日は公表されていません。
高市首相は、ロシア側が主張する容疑の詳細はまだ不明だと説明しています。
NHKの報道の時点で、領事面会は実現していません。
今後の予定
NHKによると、政府はロシア側に領事面会の実施を引き続き求めていく方針です。
情報元
- 報道 ロイター「ロシア、サハリンで北海道新聞の日本人記者を「スパイ容疑」で拘束…日本は説明要求」 参照 10月23日 6:08
- 報道 共同通信「政府、ロシアに情報提供申し入れ 拘束邦人と接触できず」 参照 10月23日 6:07
- 報道 共同通信「首相、スパイ活動を否定 ロシア当局の道新記者拘束巡り」 参照 10月23日 6:07
- 報道 共同通信「記者拘束、ロシアから領事通報 木原氏「一刻も早く面会」」 参照 10月23日 6:07
- 報道 共同通信「新聞協会が「強い憤り」 記者拘束、道新は談話掲載」 参照 10月23日 6:07
- 報道 NHK「ロシアが拘束した北海道新聞記者への領事面会は実現せず」 参照 10月23日 6:07
- 報道 NHK「ロシアによる記者拘束から1週間 政府「領事面会」強く求める」 参照 10月23日 6:07
- 報道 NHK「北海道新聞の記者拘束 アメリカ有力紙がロシアを厳しく批判」 参照 10月23日 6:07
更新履歴
- 速報として公開しました。