30秒でわかる要点
- 火星衛星探査機MMXが20日午前、H3で打ち上げられました
- 探査機は予定どおり火星へ向かう軌道に投入されました
- JAXAは21日、探査機の正常な動作を確認したと発表しました
- 火星の衛星フォボスの砂などを地球に持ち帰る計画です
- 地球への帰還は2031年7月の予定と報じられています
何が起きたか
日本の火星衛星探査機「MMX」が、10月20日午前に打ち上げられました。NHKによると、打ち上げは鹿児島県の種子島宇宙センターから、H3ロケットで行われました。NHKは、探査機が予定どおり火星へ向かう軌道に投入され、打ち上げは成功したと伝えています。
打ち上げの前日には、準備が進められていました。共同通信によると、JAXAは19日、探査機を載せたH3ロケット10号機を発射地点へ移動させました。ロケットの全長は約63mです。専用の運搬車両で、19日午後1時半ごろから約30分かけて、組立棟から発射地点までの約400mを移動したということです。打ち上げは20日午前4時41分3秒の予定とされていました。
打ち上げの翌日、JAXAは探査機の状態を発表しました。共同通信によると、JAXAは21日、MMXの探査機が正常に動作することを確認したと発表しました。太陽電池による発電、姿勢制御、地上との通信といった基本的な機能に問題はないということです。探査機は搭載機器を調整しながら火星へ向かい、27年8月に到着する予定だと報じられています。
MMXは、火星の衛星フォボスで砂などを採取し、地球へ持ち帰ることを目指す計画です。共同通信によると、計画はJAXAが主導する国際共同探査で、NASA、ESA、DLR、CNESが参加しています。目的は、フォボスの起源の解明と宇宙探査技術の獲得だということです。火星圏からの試料の持ち帰りに成功すれば、世界初になると報じられています。
共同通信は、今後の計画も伝えています。火星圏に着いたあと、DLRとCNESが開発した探査車を着陸させます。その後、探査機が2回着陸して、試料の採取を試みるということです。続いて、火星のもう一つの衛星ダイモスを観測します。30年11月に火星圏を出発し、31年7月に地球へ戻って、砂などが入ったカプセルを投下する予定です。
MMXは、当初は24年に打ち上げられる予定でした。共同通信によると、H3ロケット1号機の失敗により延期されたということです。JAXAの川勝康弘プロジェクトマネージャは、打ち上げを前に「打ち上げはゴールではなくスタート。ここからが本番だ」と述べたと報じられています。
時系列
| 時刻 | 出来事 | 情報元(媒体名) |
|---|---|---|
| 10月19日 13:30 | H3ロケット10号機が組立棟から発射地点へ移動を始めた | 共同通信 |
| 2026-10-20 | MMXがH3ロケットで打ち上げられ、火星へ向かう軌道に投入された | NHK |
| 2026-10-21 | JAXAが探査機の正常な動作を確認したと発表した | 共同通信 |
用語・関係者
- フォボス
- 火星の衛星の一つです。共同通信によると、火星の表面から約6千キロにあり、直径は20~30キロほどです。
- H3ロケット10号機
- 共同通信によると、「2―4形態」と呼ばれる、H3ロケットで推進力が最大のタイプです。全長は約63mです。
わかっていないこと・注意点
火星圏への到着は27年8月の予定とされており、到着後の着陸や試料採取の結果は、まだわかりません。
今後の予定
共同通信によると、探査機は27年8月に火星圏に到着する予定です。
共同通信によると、30年11月に火星圏を出発し、31年7月に地球へ戻ってカプセルを投下する予定です。
情報元
- 報道 NHK「探査機「MMX」 火星へ向かう軌道に 衛星「フォボス」探査へ」 参照 10月23日 7:07
- 報道 共同通信「「H3」10号機、発射地点へ 種子島、火星衛星探査機を搭載」 参照 10月23日 7:07
- 報道 共同通信「火星衛星探査機、機能正常 MMX、発電や通信可能に」 参照 10月23日 7:08
- 報道 共同通信「MMX探査機、20日に打ち上げ 火星衛星の砂、31年地球へ」 参照 10月23日 7:08
- 報道 共同通信「火星衛星探査、10月20日出発 MMX、H3ロケットで」 参照 10月23日 7:08
更新履歴
- 速報として公開しました。