米Googleは現地時間の10月13日、新しいAIモデル「Gemini 4 Argon」の一般提供を開始したと発表しました。ソフトウェア開発や金融、法律といった専門分野での活用を想定したモデルです。一部の有料プラン加入者や開発者向けに順次提供されています。
複雑な推論を可能にする性能
Gemini 4 Argonは、複数の手順を伴う複雑な作業において、より長く深く推論できるように強化されたモデルです。専門分野の業務能力を評価するVals Indexで首位を獲得したほか、画像や動画の理解力、指示への対応力も向上しています。1回の処理上限に達しても、生成状態を次の処理へ引き継いで続きを作成できる継続機能も備えています。
API経由での利用と料金
APIを通じて利用する場合、入力・推論・出力の合計で約100万トークンの枠を扱うことが可能です。APIの通常価格は100万トークンあたり入力が4ドル、出力が20ドルですが、11月30日までは導入価格としてそれぞれ2ドルと10ドルで提供されます。入力データの再利用時には、キャッシュ適用により入力料金が95%割引されます。
開発やサイバー防御での活用
Googleは社内外での活用事例も公開しており、コード生成の効率化や創薬における情報抽出時間の短縮に貢献しているといいます。サイバーセキュリティ分野では、脆弱性の発見から修正までを自律的に行う訓練にも活用されました。また、政府機関などを対象にしたFairwindプログラムを通じて、安全制限を外した版の提供も行っています。
■ まとめ
Googleは複雑な推論能力を強化した新モデル「Gemini 4 Argon」の提供を開始しました。ソフトウェア開発や専門業務の効率化を支援する機能として、幅広い分野での活用が期待されています。